OSCをMacやWindowsやLinuxやRasPiから送るシンプルツール作った
OSC(Open Sound Control)を気軽に送りたくなることってあるじゃないですか。ラズベリーパイからPCへ簡単な通知を送ったりとか。どこのご家庭にもある雰囲気メガネを光らせたいときとか。
でもなかなかシンプルなツールが見つからなくて、開発環境入れてコンパイルする必要があったり、音楽や映像を扱う大きなソフトの一機能だったりして、ちょっと気軽な感じがしないものばかりで。そんなわけで、コンパイル不要で実行ファイルひとつだけでOSCメッセージを送れるコマンドを作りました。
http://github.com/aike/oscer
使い方は簡単。コマンド名の後にホスト名、ポート番号、OSCメッセージを指定するだけ。
実行例
oscer localhost 10000 /dummy
引数にはInt32、Float32、Stringが指定できます。
oscer 192.168.1.10 12000 /hello 10 oscer 192.168.1.10 13000 /world 3.14 oscer 192.168.1.10 12000 /hello world
IPv6も対応。たぶん。
oscer fe80::1%lo0 11000 /foo
golangで書いたので、クロスコンパイルも簡単。
Mac、Win32、Win64、Linux32、Linux64、LinuxARM(Raspberry Pi)用にビルドしておきました。golangは初めて使いましたが生ソケット通信みたいなアプリでも完璧にWrite once, run anywhereなのはびっくり。実行側はgolangをはじめランタイムライブラリ的なものが一切不要なのも嬉しいです。
そんなわけで良いOSCライフを。
2016.06.13 追記
受信側もほしくなったので受信機能もつけました。
oscer receive 10000