仕事で最近活躍している人の特徴

数年前の仕事のやり方が通用しなりつつありみんな疲弊しているような中、なぜか最近すごく元気な人たちに仕事で接する機会が何度かありました。状況の変化にしなやかに対応し、どんな環境でも実力を発揮して結果を出し続けるような人たちです。
 
そんな人たちを見ていると、特にスキルバランスの良さを感じます。少し前であれば、ひとつのことに特化した職人タイプのエキスパートが能力を発揮する機会がけっこうありました。でもいまはそういう職人向けの仕事は減っているように思います。
そうかといって器用貧乏タイプの人も生き残るのが難しいです。いま多くの場面で必要とされていて結果を出している人はひととおりのことが自分でできて、さらに専門家としての得意分野をひとつ持っているタイプです。
 
おそらくウェブサービスが異様な速度で発展したことがひとつの原因だと思いますが、以前より少人数で仕事を回すようになって、これまで分業していたものをひとりでやる場面が増えてきました。そうなると、これまでチームの誰かがやってくれていたようなことも自分でやらなくてはならなくなります。
 
でもまあ最初からマルチな人はいないわけで、いま元気な人たちは必要なときにさくっと勉強して最低限必要な知識やノウハウを身につけるのがうまいように見えます。
デザイナーに仕事を頼むことになったら、2〜3日デザインについて勉強して一歩踏み込んだ話ができるようになったり、プログラムが専門じゃなくても使えそうなウェブAPIを調べ上げてプログラマーと対等に議論したりといった感じ。
 
専門分野以外だからといって手を出さないのではなく、ちょっとした好奇心を持ってなんでも身に付けていく気持ちがある人とそうでない人では、これまで以上に大きな差がついていくように思います。