おっさんが好きそうな定番ギターロックのまとめ

先日、20代前半の若者から「aikeさんみたいなおっさんがみんな知ってるようなロックギターの曲教えて」と言われたのであげていきますね。
 
かつてのギター小僧もいまや40〜50代のおっさんになり、取引先の部長あたりが接待カラオケでいきなり古いロックを歌いだすこともありがちです。そんなときにiPhoneのギターアプリなどで良い感じに合いの手を入れられたら部長のメートルも急上昇することでしょう。また、職場でギターが趣味と言ってしまったために執拗に上司からバンドに誘われ、スケジュールが合わないからと断っても「じゃあ君の都合の良いときにNETDUETTOで」なんて逃げ道をふさがれてしまうことも今後ありそうです。そんなわけでかつてのギター小僧が好きそうな曲を集めてみました。
 
ジミ・ヘンドリックス
とりあえず定番のVoodoo Chileから。今聴くとピッキングもあまり正確じゃないし、どのへんが凄いのかよくわからない印象もうけますが、音楽的なアイデアが豊富で様々な奏法やエフェクトの使い方を開拓しました。現在でも、DTMギター音源のデモで楽曲が使われたり、ジミヘンモデルのアンプシミュレータの人気が高かったりするのは、それまで表情の乏しかったエレキギターにおいて人間的でエモーショナルな表現方法を開拓したあたりに要因があるように思います。


Electric Ladyland (Bonus Dvd) (Dig)

Electric Ladyland (Bonus Dvd) (Dig)

Purple HazeもいまだにCMに使われたりして人気があります。
 
ビートルズ
ビートルズファンにおすすめの曲を聞くとたいてい「全部」とか答えるので困ります。彼らは意地悪じゃなくて本気でそう思ってるあたり始末におえません。とりあえず曲全体を通して比較的ギターがフィーチャーされている「Get Back」をおすすめしておきます。


Beatles 1

Beatles 1


単発のプレイ的にはA Hard Day's NightのイントロとかLet It Beのギターソロとかそのへんが弾けるといいかも。ビートルズのギターを弾くときは、なんというかテクニック的なものよりも味とか音色とかそのへんが重要ですね。
 
ローリング・ストーンズ
ストーンズも多すぎてわけがわかりませんが、ギターがかっこいい「Jumpin' Jack Flash」あたりはどうでしょうか。


Rolled Gold

Rolled Gold

他にもSatisfactionとか、イントロだけでも弾けると一目置かれます。
 
エリック・クラプトン
クラプトンといえばレイラですが、この曲はDerek & The Dominos名義なのでCDショップで「E」の棚を探しても見つからないので注意が必要です。


Layla & Other Assorted Love Songs


Layla & Other Assorted Love Songs

それから現在20〜30代の玲羅みたいな名前の女性と仲良くなったらその父親は元ギター小僧の可能性が高いので気をつけてください。
 
ジミー・ペイジ
なにはなくともアルバムLED ZEPPELIN IVを最初に聴けばいい気がします。天国への階段のイントロはある世代のおっさんは全員弾けます。イーグルスのホテルカリフォルニアと並んで2大マイナークリシェ・ロックです。それから楽器店でドラム音源を試奏するときは2曲目のRock'n' Rollのイントロパターンを打ち込むとそのへんのおっさんの目の色が変わります。


Led Zeppelin 4: Zoso

Led Zeppelin 4: Zoso

 
■ディープ・パープル
昔はギターを手にしたら最初に弾く曲といえば「Smoke On The Water」と決まっていました。簡単でかっこいいリフが印象的です。


Machine Head

Machine Head


他にも同じアルバムに入っているHighway Starはフィンガリングのお手本的なフレーズ満載でみんな練習したものです。ついでにRainbowのDeath Alley Driverも同系統の曲なのでどうぞ。
 
ヴァン・ヘイレン
このへんになると今の人たちもけっこう知ってると思います。曲としては「Panama」がハードなだけでなくギターの表現力を最大限に駆使しているのでおすすめです。


1984

1984

 
ゲイリー・ムーア
同時期に出てきた多くのギタリストの中では個人的に好きなのでゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。心地よく歪みサスティンのきいた音色に深いビブラートは真似して弾いてみると本当に気持ちが良いです。

 
サンタナ
ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」と同系統の曲でサンタナの「ヨーロッパ」もどうぞ。この人も気持ちの良いサスティンが特徴ですがよく見ると手元のボリュームノブをとてもこまめに操作して音色をコントロールしています。


ザ・ベスト・オブ・サンタナ

ザ・ベスト・オブ・サンタナ

 
長くなったのでこのへんでおしまい。