社会人が意識するべき3つのスキルアップ

社会人になっても日々スキルアップの勉強は必要ですよね。特にネットで見かけるような向上心の旺盛なエンジニアの人は、毎日公私を問わず時間を見つけてはスキルアップに励んでいるようです。ところで、もう長いこと社会人としてやってきましたが、仕事に関するスキルアップには3種類あって、それらをバランスよく伸ばしていく必要があるんじゃないかと最近よく思います。これを意識しているかどうかで数年たってから大きな差がついたりするので、新入社員にもたまに言ったりしてます。
 
(1)毎日の業務に関するスキルアップ
いまどきこれをやらない人はまずいないと思います。日々の業務の正確さ、スピードなどを向上させるためのスキルアップです。いま直面している仕事をうまくこなすと、社内外の評価を得られるだけでなく、自分のやりたい仕事を獲得するための足がかりになります。
 
(2)将来やりたい業務に関するスキルアップ
よっぽど幸運な人でないかぎり、自分のやりたいことを100%できる業務についていることはなく、通常は多かれ少なかれ本来やりたいこととは別の仕事をしていると思います。そのため、将来やりたいことのために、現在の業務とは直接関係ないスキルアップをしておく必要があります。
これもやっている人はやっていると思いますが、英語を勉強したり、社外のセミナーや勉強会に参加していつか必要になるときのために備えておくものです。いつか独立するために起業について勉強しているような場合もこれにあたります。
 
(3)現在の職場環境だからこそ身につけられるスキルアップ
ぜひ、すすめておきたいのがこのスキルアップです。たとえば社内SEであれば、日々の仕事はサーバ管理やプログラミングのスキルで十分こなせます。しかし、せっかくその企業にいるのだから、その業界の商品知識や商習慣などの専門知識を学んだり、業界の中でしか得られないような人脈を作っておくと後々意外なところで役に立ったりします。また、社内を見てみると中にはすごい経営者や営業マン、ハッカークラスのエンジニアがいたりします。直接業務に関係なくてもそういった人と仲良くなって仕事の仕方を学んでおくと良いと思います。
これは、その企業にいる限りありがたみがあまりわからないかもしれませんが、社外の人と交流を持ったり、転職したようなときに、自分の唯一無二の強みになります。そのようなスキルは他社にいる人にとってはどんなに欲しくても手に入らないものなのです。
 
そんなわけで、新社会人のみなさんもしっかりスキルアップに励んでくださいね。というエントリーを4月に書こうと思ってたら7月になってしまいました。文章を書くスキルはどうやったら向上するのでしょうか。